とよた市民の会前身の「巨大サッカー場問題を考える会」のあゆみ
突然の巨大サッカー場計画 | |
1994年(平成6年) | |
6月 | 豊田市議会「市制50周年記念事業特別委員会」でサッカ専用スタジアムについて検討 |
9月 | 思政クラブ(市議会最大会派)が市にサッカー場建設を提要 |
10月 | 「25万人署名」提出される |
1995年(平成7年) | |
1月 | 市がワールドカップ(W杯)サッカー開催候補地に名乗り 4月には愛知県の候補地として決定 |
巨大サッカー場は税金のむだ使いだ! | |
1996年(平成8年) | |
6月1日 | W杯サッカー日本と韓国で共同開催決定 15候補地全部の開催は困難に |
12月15日 | 「巨大サッカー場問題を考える会」(堀尾賢会長 元・豊田市体育協会々長)を結成。 |
16日 | 考える会{以下 会 と表記}、日本サッカー協会に豊田市を候補地に指定しないよう要望書を提出 |
17日 | 会、市長と市議会議長に対しスタジアム建設計画の経緯こついて公開質問状を提出 |
25日 | 市、開催地選考で落選 |
26日 | 会の公開質問状に対する回答 「25万人署名」の公開を拒否、スタジアムの採算性については明言せず |
豊田市は候補地に落選しても、市民意識に反していても・・・ | |
1997年(平成9年) | |
2月2日 | 会、スタジアム建設計画地内でアピール集会 巨大サッカー場はいらない」「子供たちに借金を残すな」の大看板を設置 |
3月23日 | 会長・副会長名でスタジアムの代替施設として「総合体育館ホール」を提案 |
4月22日 | 市議会特別委員会がスタジアムの施設規模を4万〜5万人とする縮小案を報告 別に総合体育館の建設を提言 |
5月8日 | 市、スタジアム素案発表 |
5月19日 | 会、市側(鈴木公平助役[現市長]、中央公園推進室室長ら出席)と初めてめ話し合い スタジアム建設についての市民意義調査,事業可能性調査(採算性)の実施を市に要望 加藤市長は出席せず |
6月19日 | 市、スタジアムの方針発表 スタジアム本体・・・220億円〜230億円 用地収得費(17ha)・・・90億円 土地造成費・駐車場整備費・・・100億円 |
6月20日 | 会、市に対しスタジアム建設の政策決定に関する質問と事業可能性 財政計画についての話し合いを求める申し入れ |
7月 | 市、新中央公園・豊田市スタジアム整備方針(案)発表 |
7月9日 | 会、市内の全自治区長対象にアンケート実施 回収率39% 建設反対は60% 賛成は21% スタジアムが赤字施設である点や市の政策決定姿勢を批判する声多数 |
12日 | 会、緊急集会 加藤市長自ら話合いの場に出席することなど要求 |
25日 | 会、おいでんまつり総踊りに参加 横断幕・プラカードで市長らにアピール |
28日 | 臨時議会でスタジアムの実施設計費などを盛り込んだ一般会計補正予算案を可決 |
8月25日 | 会、サッカー場造成工事に対する抗議文を市に提出 |
26日 | スタジアム造成工事入札 |
9月25日 | 市、スタジアム基本設計発表 固定席4万3千人規模、全座席の8割を屋根付きとする |
10月13日 | 会、トヨタ自動車(株)に対しスタジアムへの姿勢をただす質問状提出 |
27日 | トヨタ自動車(株)より回答 「スタジアム建設計画には関与していない」 |
11月 | 会、豊田市職員全員(約2800人)対象にアンケート実施 回収率27% 建設反対は61%、賛成は22% 建設にむけての市民合意は得られていないと思う・・・61% 市の責任において市民意識調査をすべきだ・・・65% |
12月22日 | 会、市職員のアンケート結果について市側の方針をただすため市側と会合 鈴木助役、(市職員の6割が建設反対との結果について) 「残念」「しかし市民合意は得ている」 |
住民投票で市民の声を聞け!−直接請求署名活動へ | |
1998年(平成10年) | |
1月25日 | 会、市民集会 市に市民意識調査の実施を求めるとともに、スタジアム建設の是非を問 う住民投票条例制定の直接請求署名運動開始を決定 |
4月10日 | 会、市に対し緊急公開質問状 |
12日 | 会、受任者(署名集め人)会議 |
20日 | 緊急公開質問状に対する回答 25万人署名があるので市民意識調査を実施する予定はない スタジアムの採算性について回答なし |
25日 | 直接請求署名運動開始(〜5.24) 条例制定に必要な署名者数は有権者の50分の1(5090人) |
5月29日 | 署名を市選挙管理委員会へ提出 有効署名総数…31817人 署名集め人…1528人 (必要数の6.2倍、豊田市の有権者の12%が署名) |
6月15日 | 会、市と市議会に対し25万人署名の公開の申し入れ 市は署名者のプライバシーの保護を理由に公開拒否 |
21日 | 会、3万2千人署名を生かす集会 市議に条例制定を呼びかけるはがき作戦 |
7月3日 | 市長に対し住民投票条例制定の直接請求 |
17日 | 臨時議会で住民投票条例案を否決(賛成2、反対36) 賛成討論・・・外山雅崇議員(フレッシュ21) 加茂三樹雄議員(無所属) 反対討論・・・石川隆之議員(思政クラブ) 小島丈幸議員(公明党) |
8月4日 | 市、スタジアムを含めた「新中央公園」実施設計概要発表 全体の整備費・・・440億円 開閉式屋根、フィールドは常時天然芝 |
8月23日 | 会、総括集会 翌年の市議選に向け新組織の結成を決定 |
25日 | スタジアム本体工事を含む矢作緑地施設整備工事入札 2回の入札で決定せず 大成・清水・矢作・太啓・三栄工業・豊田総建 建設共同企業体と随意契約 契約金額308億700万円(税抜293億4千万円) うちスタジアム建設工事費・・・179億7千万円 ※大型映像装置、複合利用空間整備費等は入らない |
10月9日 | スタジアム起工式 |
12月4日 | 「神戸空港・住民投票の会」の経験を聞く会 「巨大サッカー場問題を市議会につなぐ会」結成大会 |
市民の声を聞かない市議会に風穴をあけよう−市議選に挑戦 | |
1999年(平成11年) | |
1月17日 | つなぐ会、市議選を戦う市民集会 4月の市議選にむけて、スタジアム建設凍結・見直しの立場から候補者 を擁立することを決定 |
1月20日 | 市、「スタジアム運営企画会議」を発足 |
2月17日 | 市、「スタジアム市民協議会」を発足 |
4月18日 | 市議選公示 つなぐ会からは高山龍男氏、岡田耕一氏が出馬 |
25日 | 市議選投票日つなぐ会候補は当選ならず 高山龍男氏・・・1314票、岡田耕一氏・・・2579票 |
7月1日 | 市情報公開条例施行 |
8月 | つなぐ会解散、考える会の今後の活動のあり方を問うアンケート実施 市政情報の公開、市政全般の問題に取り組めるような組織への移行を求める声多数 |
9月27日 | 市、温水プール等スタジアム付属施設の概要を発表 |
10月13日 | 会、市に公報質問状提出 スタジアムの採算性、W杯公認キャンプ地の立侯補について |
15日 | 加藤正一市長引退表明 |
27日 | 市、公開質問状に対する回答 スタジアム活用計画策定調査(事業可能性調査)を(株)電通に2900万円で委託、 内容公開は拒否 「スタジアムの運営目的は公共貢献であり、また本施設により 大きな経済波及効果が期待される」「運営主体は今後検討」 |
11月26日 | 会、市との話し合い (株)電通作成の活用計画策定調査報告書について情報公開請求 |
12月12日 | 羽根田八束市議死去→これにともない翌年2月6日に市議補欠選挙実施が決定 |
22日 | 報告書の部分公開決定 事業収支計画(採算性)の部分については非公開決定 |
やっぱり赤字施設だったスタジアム | |
2000年(平成12年) | |
1月21日 | 会、非公開決定に対し不服申し立て |
30日 | 市議補欠選挙公示(定数1) おかだ耕一氏が出馬(考える会推薦) |
2月6日 | 市長選・市議補選投票日 おかだ耕一氏が51265票で対立候補、大原裕也氏を破り当選 市長は鈴木公平氏(前助役)が当選 |
25日 | (株)電通報告書の非公開部分の一部(事業収支計画)公開 スタジアムの年間赤字は最大4億3千万円、最小でも3600万円 |
3月9日 | 3月議会でおかだ耕一議員がスタジアムについて一般質問 |
28日 | (株)黒川紀章設計事務所作成の「スタジアム年間維持管理費」を公表させ、 会は不服申し立てを取り下げ |
4月24日 | 市、独自のスタジアム事業収支計画を発表 公園部分を含め、年間赤字4億5千万円となることを認める 運営主体は第3セクター方式(株式会社) |
9月9日 | 再出発会合により「サッカー場問題を忘れない!とよた市民の会(略称・市民の会)」と名称決定 |
9月25日 | 株式会社豊田スタジアム(資本金1億円)について素案発表 |
11月28日 | 市民の会 第一回市民集会を豊田産業文化センターで開催予定 |