2010/02/02(火)
吉村昭「海の史劇」新潮文庫
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午前、「寺部城下町勉強会」として、市区画整理事務所への申し入れ。 夜、新年度の自治区についての集まりあり。 高槻市の辻田さんに、「坂の上の雲」と対比して読め、と勧められた吉村昭著「海の史劇」(新潮文庫)を読了。日露海戦において、敵将の描写について、雲泥の差があった。敵将をおとしめて描いている司馬遼の品のなさが印象的だった。辻田さんは、「坂の上の雲」は小説ではなく講談だといったが、ナショナリズムを煽っている感は否定できない。「いま、なぜ、NHKが「坂の上の雲」か」という疑問の声を理解できるようになった。
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