− 2003年統一自治体選挙をめざして − 「政策研究シリーズ」3 財政はもう死んでいる−ポスト財政破綻への処方箋−劇画『北斗の拳』では、主人公ケンシロウの北斗百裂拳を受けた悪者は、ケンシロウに「お前はもう死んでいる」と言われるまで気づかず、この決めゼリフを受けた瞬間、内臓が破裂して死んでしまう。わが国財政も今まさに、この悪者のような状態にある。そう、「財政はもう死んでいる」。その現状を国家財政・地方財政・財政投融資のそれぞれについて分析し、ポスト財政破綻の処方箋を探る。
1955年長野県生まれ。エントロビー学会・ゲゼル研究会所属、緑の共生社会研究所共同代表、公務労働者 【著書】「財政の持続可能性と自治体の環境政策」(『環境と人間の経済学』ミネルヴァ書房所収)「日本土建国家論」(共著・『実録!日本沈没』JICC出版所収)「債務デフレに直面する愛知県財政」(『疑問だらけの愛知万博』所収)「公共政策の倫理学」(共著・丸善書店)その他。
「政策研究シリーズ」2 学習会報告 住民投票 その広がりと深まり講師の今井一氏より、各地の住民投票運動の取り組みが紹介されました。現在まで、住民投票は、@原発、基地、産廃など迷惑施設をめぐる住民投票、A無駄な公共事業をめぐる住民投票、B市町村合併をめぐる住民投票と3期に分けられる。これらの住民投票の取り組みを見ていると、「地域エゴだ」、「衆愚政治だ」といった批判が当初にはあるが、実際、住民投票に取り組んでいる市民は、そのプロセスの中で、膨大な時間と労力を費やしながら、実に多くを学び、勉強していくか、驚嘆する。 「住民投票を活用したほうがいい」は、90%に達している。主権者が望んでいることは、理論的にも良いことである。 国の法律で住民投票を法制化することが必要だが、当面は、各自治体での取り組みが求められている。 住民投票の現場をくまなく歩いてきた講師の話は、実に興味深く、説得力あるものでした。 住民投票に関して、私たちは次のように考えます。
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