市民がつくる新しい地方政治
新しい地方政治の具体化は市民政党!
 私たちは21世紀という時代に踏み込みました。この21世紀は9・11同時多発テロという象徴的な事件で幕を開けました。私たちはその出来事を同時代的に共有する者ととして立ち止まって考えてみたいのです。私たちは必然的に20世紀の功罪について冷静な視点で考えなければならないでしょう。そしてその視点は従来の政治のあり方についても見直しを迫るものです。
 21世紀社会の創造において重要なものの一つが市民の政治参加です。そしてその理念と方法論は『分権・公開・自治・参加・協働』の視点に立つものでなければなりません。このような政治スタイルを多くの市民が求めていることは最近の無党派層の拡大、住民投票条例が各地で制定されていること、新しい政治手法を取る知事の登場という事実を見ると明らかなことです。
 このような流れが生まれるには理由があります。つまり既存の政治や政党の現実と表裏一体な関係にあるからです。中央集権的なしくみに対応してきた既存の政党の中でつくられてきた政治の制度、政治手法が市民の政治不信を生み出したのです。また、地方政治レベルにおいては、与野党の対立というような国政の政治の構図さえ成り立たず、行政に対するチェックや市民の思いを受け止める受け皿としての機能も果たし得ていません。
 私たちは、このような状況を打開するために市民自身が地方自治を創っていくこと必要だと考えます。その創造の作業は「市民の視点から」という立場からだけでなく、地域の市民政党をつくりその取り組みを通じて、市民がつくる地方自治を具体化していきたいと思っているのです。
 地域の市民政党は、個別的政策課題の重要性を認識しつつも、それ以上に、地域全体のあり方を視野に入れた整合性を持った政策提言できる団体として具体化されなければなりません。そして何よりも地方選挙に幅広く自らの侯補者を擁立し、首長や議員を誕生させることが重要な目的になります。

 地域市民政党は、
  • 徹底した情報公開を通じて政治決定過程への市民参加
  • 徹底した分権化−市民と行政とのパートナーシップの確立
  • 競争社会ではなく助け合い、分かち合いを重視する共生社会を美果する政治原理
  • 世界的な課題である自然・環境保護の取り組み−経済成長を尺度にしない街づくり
  • ネットワーク型政治集団
など、分権時代のふさわしい政治理念、政策基調、政治手法、組織原則による新しい政治をめざします。ここにこそ、地域のおける市民政党を設立する積極的な意味と意義があります。

 しかし、問題はその具体的な内容であり、設立までの具体的なプロセスです。そこにはいろいろな意見があります。今回2003年4月の統一自治体選挙を視野に入れ、率直な意見交換の場を設けます。この取り組みが成功するかどうかは幅広い市民が活動に参加する取り組みになるかどうかにかかっています。多くの方々が議論に加わってくださることを呼びかけます。
共に考え、創ろう!地域の市民政党
とき 9月7日(土)午後1時30分〜
ところ ウィルあいち・セミナールーム1
ぜひ、あなたも議論に加わって下さい
地域の市民政党を考える会
富田 勝三 052・701・0346
近藤 奎治 052・801・0702
小林  収 0565・80・5323
大松沢光敏 052・822・5571
斎藤まこと 052・745・1001

Osamu Kobayashi Web Site 2002