〜市、やっと電通の事業収支計画を公開〜 |
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選挙前にアンケートや署名などで大変なご 協力をいただきましたサッカー場問題がどう なっているか、簡単に報告します。 まず、「巨大サッカー場問題を考える会」 として、選挙後にやってきたことを並べてみ ます。 @昨年10月13目、加藤市長に村して、スタジ アムの運営方針、維持管理上の採算の見通 しを問うことを主な目的として、「豊田市 スタジアムに関する公開質問状」を提出し ました。 A10月27日、市長から回答がありましたが、 ほとんどが「調査中」というものでした。 Bこの回答を不満として、市当局に話し合い の申し入れをし、11月26目に実現しました。 この席で、平成10年度予算で市が約3千万 円かけて電適中部支社に委託した「豊田市 スタジアム活用計画策定調査」報告書の公 開を求めましたが、議論は平行線でした。 そこで同日、豊田市情報公開条例に基づく 情報公開請求をしました。 C12月22日、公開請求に村して「部分公開」 の決定がされましたが、肝心の「事業収支 計画」の部分は、「不確定で仮定の条件に よる試算である」という理由で、「非開示」 とされました。 Dそこで、本年1月21日、部分公開決定に対 して、行政不服審査法による「不服申立て」 をしました。 E2月21日、鈴木公平新市長が初登庁したそ の日に、「事業収支計画」の部分も公開し たいという連絡があり、24日に正式の変更 決定の通知がありました。 |
F電通の[事業収支計画」では、5つのケー スの試算がされ、維持管理費の年間赤字は、 4億2500万円から3600万円とされています。 その後の岡田耕一市議の調査では、平成10 年度の決算で、大阪長居競技場が6億4000万 円、横浜国際競技場が9億9000万円の赤字を 出しているとのことですから、豊田市スタジ アムでも年間数億円の赤字になることは間違 いありません。 一方で、スタジアムは着々と出来つつあり ます。年間数億円の赤字を出す施設に、450 億円もの元手を注ぎ込むという税金の使い方 は、私には理解でさませんが、今となっては 有効な対案も浮かびません。しかし、私以上 に悩んでいるのは、市の担当職員だと思いま す。みなさんに名案があったら、ご一報をお 頼いします。 (巨大サッカー場問題を考える会々長 小林 収) |