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おさむ会ニュース 第1号 2000.4.10発行

ッカー場問題
立派な施設はできるが、赤字はどうする?
〜市、やっと電通の事業収支計画を公開〜
 選挙前にアンケートや署名などで大変なご
協力をいただきましたサッカー場問題がどう
なっているか、簡単に報告します。
 まず、「巨大サッカー場問題を考える会」
として、選挙後にやってきたことを並べてみ
ます。
@昨年10月13目、加藤市長に村して、スタジ
 アムの運営方針、維持管理上の採算の見通
 しを問うことを主な目的として、「豊田市
 スタジアムに関する公開質問状」を提出し
 ました。
A10月27日、市長から回答がありましたが、
 ほとんどが「調査中」というものでした。
Bこの回答を不満として、市当局に話し合い
 の申し入れをし、11月26目に実現しました。
 この席で、平成10年度予算で市が約3千万
 円かけて電適中部支社に委託した「豊田市
 スタジアム活用計画策定調査」報告書の公
 開を求めましたが、議論は平行線でした。
 そこで同日、豊田市情報公開条例に基づく
 情報公開請求をしました。
C12月22日、公開請求に村して「部分公開」
 の決定がされましたが、肝心の「事業収支
 計画」の部分は、「不確定で仮定の条件に
 よる試算である」という理由で、「非開示」
 とされました。
Dそこで、本年1月21日、部分公開決定に対
 して、行政不服審査法による「不服申立て」
 をしました。
E2月21日、鈴木公平新市長が初登庁したそ
 の日に、「事業収支計画」の部分も公開し
 たいという連絡があり、24日に正式の変更
 決定の通知がありました。
小林おさむ
F電通の[事業収支計画」では、5つのケー
 スの試算がされ、維持管理費の年間赤字は、
 4億2500万円から3600万円とされています。
 その後の岡田耕一市議の調査では、平成10
年度の決算で、大阪長居競技場が6億4000万
円、横浜国際競技場が9億9000万円の赤字を
出しているとのことですから、豊田市スタジ
アムでも年間数億円の赤字になることは間違
いありません。
 一方で、スタジアムは着々と出来つつあり
ます。年間数億円の赤字を出す施設に、450
億円もの元手を注ぎ込むという税金の使い方
は、私には理解でさませんが、今となっては
有効な対案も浮かびません。しかし、私以上
に悩んでいるのは、市の担当職員だと思いま
す。みなさんに名案があったら、ご一報をお
頼いします。
(巨大サッカー場問題を考える会々長 小林 収)

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