加茂病院は救命救急センターをめざせ
前愛知県会議員 小 林 お さ む |
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豊田市当局が「広報とよた」で、広く市民 の意見を募集している、いわゆる「加茂病院」 問題について、私見を述べます。 豊田地方における医療提供体制の最大の問 題点は、第3次救急医療の拠点となる救命救 急センターが未整備なことです。 救命救急センターは、医療法を根拠とする 地域保健医療計画に基づさ、全県レベルで整 備されるもので、心筋梗塞、脳卒中、頭部損 |
直しとともに、補助金を伴わない新たな救命 救急センターの指定制度を検討しているとの ことですから、新制度でのセンターの指定に は十分可能性があります。 現在、この地方の重篤救急患者の大半は、 藤田保健衛生大学病院と市立岡崎病院に搬送 されており、現状ではそれなりの機能を果し ていますが、医療政策を長期的に考えれば、 市民の入院の市外依存率(現在30%)を低下 |
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り、愛知県では名古屋共済会病院(名古屋市)、 藤田保健衛生大学病院(豊明市)、国立名古 屋病院(名古屋市)、愛知医科大学付属病院 (長久手町)、市立岡崎病院(岡崎市)、豊 橋市民病院(豊橋市)、名古屋第二赤十字病 院(名古屋市)、小牧市民病院(小牧市)の 8病院が指定を受けています。 本県の人口は700万人台ですから、現行の 制度で指定の追加を安けることは困難ですが、 いま厚生省では、この指定に伴う補助金の見 |
を受けるとすれば、その部門に関しての豊田 市の財政的支援は当然のことです。 多くの市民から、「30万都市で市民病院が なぜでさないのか」という声を聞きますが、 現行医療法の下では、市民病院の新設は極め て困難であることを、率直に報告します。 平成9年に定められた「愛知県地域保健医 |
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