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「サッカー場問題を忘れない!
とよた市民の会」(会長:岡田耕
一市議)は、去る11月28日、『豊
田の廃棄物問題を考える』をテー
マに市民集会を開催しました。
講師の大久保貞利さんは、「廃
棄物処分場問題全国ネットワー
ク」の事務局次長であり、ダイオ
キシンや環境ホルモンの専門家で、
カネミ油症の被害者との連帯活動
をし続けている活動家でもありま
す。OHPの画面を使った大久保
さんの講演は、熟のこもった極め
で刺激的なものでした。
大久保さんは、まず冒頭で、豊
田市当局が「(株)枝下のダイオキ
シン問題」について11月半ばに
「安全宣言」を出したことに触れ、
「発表されたデータを見る限り、
焼却炉の近くだけ数値が高く、離
れるにつれて見事に低くなってい
るのは、全国のこれまでの例に比
べて、余りにも出来すぎていると
いう感が拭い切れない。住民参加
による再調査が必要ではないか」
と指摘しました。
講演の本論での大久保さんの主
張は、「人類をダイオキシンなど |
会場の様子
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豊
田
の
廃
棄
物
問
題
を
考
え
る
市
民
集
会
を
開
催 |
豊
田
市
民
の
会
が |
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の猛毒の化学物質から守る方策は、
脱焼却・脱埋立てを究極の目標に、
文字通りのゴミ・ゼロ社会を実現
するしかない」ということに尽き
ます。
豊田市では、渡刈清掃工場の建
替え計画が日程に上がっており、
12月市議会の質疑の中で、当局は、
大型ガス化溶融炉の採用を示唆す
る答弁をしています。
しかし、大久保さんによれば、
大型ガス化溶融炉は、大量のゴミ
を燃やすことを前提にして運転シ
ステムが成り立つものであり、ゴ
ミ・ゼロ社会の実現という目標に
逆行するものです。
当然のことながら、ゴミ・ゼロ
社会の実現は、徹底した分別収集
など、すべての市民の協力と参加
がなければ不可能です。その意味
でも、清掃工場の建替え計画も、
行政の内部で決定されるべきでは
なく、市民参加の議論が必要です。
新しい年には、この問題に積極
的に取り組んでいくことを確認し
合った市民集会でした。
(とよた市民の会事務局長
小林おさむ) |
講師・大久保貞利氏
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