2月県議会で平成13年度の予算が成立しま
した。予算規模は、一般会計で2兆3028億円、
特別会計・企業会計を併せると、2兆6718億
円と、ほぼ昨年度並みの金額です。
歳入の特徴は、県税収入が昨年度より
3.8%増の1兆976億円と見込まれ、やや回復
傾向にあることと、県債(借金)が2778億
円と、昨年度当初より300億円も多く計上さ
れていることの2点です。
予算編成に入る時期に財政当局は、1千億
円台の歳入欠陥が予想されると警告していま |
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したが、足らない分を借金で補った感じです。
その結果、13年度末に県が抱える県債残高は
一般会計だけで3兆1千億円を超すことになり
ました(図1)。
歳出では、職員の給与カットを継続するな
ど、各部局の予算は引き続き緊縮型ですが、
万博と空港の予算が突出していることと、公
債費が増加していることの3点が注目されま
す(図2)。
万博は、関連事業費と併せると138億円で、
前年度比46%(44億円)増です。空港関連費
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