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5月下旬のある日、毎日矢作川の高橋を渡 って通勤している妻が、「何であんな工事を しちゃったの?洪水で崩れたわけでもないの に。風情が台無しじゃない」とふくれて言い ました。私はちょうど、矢作川研究所月報で、 「千本杭の瀬の乱暴な工事」という新見幾男 氏の文章を読んだところだったので、それな りの説明をしました。 場所は、高橋すぐ上流右岸の延長400mほ どの護岸工事。発注者は、建設省(現・国土 交通省)豊橋工事事務所。 一見すれば明らかですが、丸太で組んだ木
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枠に破砕岩を詰めこんで、護岸にしてあるだ け。お陰で、水際は見事な一直線になってし まいました。工事の名称は、「低水敷の環境 護岸工事」だそうですが、環境はすっかり破 壊されてしまいました。 矢作川漁協豊田支部の友人に聞くと、「見 栄えだけの問題ではない」と、こんな説明を してくれました。 ……水辺に木杭を打ち込むときは、水面下 まで打ち込まないと、すぐに腐ってしまう。 逆に水面下まで打ち込めば、簡単には腐らな い。現にあの工事現場の下には、昔の杭が残 っていた。このまま放置して、今度の杭が腐 ってしまったら、詰めこまれている砕石が矢 作川に流れ出す。そうなったら漁場としては 台無しだ。そうならない前に、あの砕石は全 部運び出してもらうつもりだ……と怒り心頭 の感じでした。 こんなことになったのは、建設省が漁協な どの地元関係者の意見に耳を傾けようとしな かったからです。地方のことは地方に任せる という時流を理解できていない建設省(国土 交通省)の大失敗作です。 (小林おさむ) |
今 年 も 市 木 川 ク リ | ン 作 戦 開 催 さ る |
7月8日(日)すでに地域では恒例 になっている高橋地区コミュニティ 会議主催の「市木川クリーン作戦」 が実施されました。 当日は、コミュニティ会議の地区 役員を中心に、高橋中学校の1年生 も参加して、河床の清掃や空き缶な どのゴミ拾いに汗を流しました。 その後、コイの稚魚の放流がされ、 周辺の市木小学校のこどもたちがつ かみ取りに興じました。 |
中学生も頑張った市木川クリーン作戦 |