2001/10/16(火)
万博基本計画骨子
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新聞の愛知万博基本計画骨子を読む。 「環境万博」へと軌道修正を余儀なくされた検討委員会の路線の延長線で考えれば、苦心惨憺した案であると理解できる。ところが、皮肉なことに、この案で1500万人が集まるとはとても考えられない。単なる地方万博の少し大きな催しに過ぎないからだ。 人集めのイベントの構想では、堺屋案が正解なのだ。堺屋案が実現不可能な社会的政治的条件がつくられた時点で、イベント(興行)としての万博もなくなったのだ。 いろいろ理屈を言っても、これまでの万博は世界的規模のイベントであった。それの実現が不可能になった以上、万博の名称は使うべきではない。2005年にはささやかな地方博をやったらどうか。もっとも、それにして、結果赤字の責任者は明確にしてもらわねば困るが。
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