2016/07/06(水)
バングラの悲劇
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昨日・今日と、朝も昼も午後も、民放のニュース・ショーが、バングラデシュでのテロによる邦人殺害事件を取り上げていた。その論調は、バングラデシュのために献身的働いていた邦人がなぜ犠牲になったのかと、邦人に同情するするものばかりだった。それには異論はない、が。 ニュースに接しての僕の直感は、安倍政権が海外派兵に舵を切らなければ、有志国の仲間入りを鮮明にしなければ、こんな事件は起こらなかったに違いないという思いだ。 第2次安倍政権登場以前は、中東世界において日本人は欧米人とは違った、ある種仲間としての評価を受けていた。今回の事件は、国際的に日本が欧米と同じ評価になって、「普通の国家」になった見事な証明だ。「安倍政権の安保法制の強行突破が、今回の事件の土壌となったことは否定できない」という簡明なニュース解説が、どうして一つもないのであろうか。わが国のマスメディアはどうなっているのか、不思議でならない。 僕は、臆病な、役立たずの平和国家の国民でありつづけたい。
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