(株)枝下のダイオキシン問題が表面化し
て以来、産廃業者への行政指導の実情を
知るために、4業者に関して8件の情報
公開請求を豊田市廃棄物対策課にしまし
た。結果はすべて「部分公開」でした。
「部分公開」というのは、文書の一部
がマジックインキで黒塗りされていて、
読めない個所があるということです。
問題は、黒塗りされている個所です。
私が最も不満なのは、対象とした業者の
取引先の業者名・住所等が、業者のプラ
イバシーの保護の理由ですべて非開示と
されたことです。 |
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豊田市の代執行による処理を待つ(?) 今の(株)枝下 |
廃棄物行政については、どこから廃葉物が
出されて、どのように運ばれ、どのように処
分されているかという、廃棄物の流れを明か
にすることが重要です。ところが、業者間の
取引関係がすべて隠されてしまったのでは、
流れは全く判りません。
ところで、北川知事の三重県や、中核市の
豊橋市では、この点は全面公開しています。
愛知県も、豊田市と同じように黒塗りでした
が、県民から異議申立てを受けた「情報公開
審査会」は最近、「取引業者に関する情報は
公開すべき」という答申をしました。
同じように情報公開条例があっても、運用
の仕方で雲泥の差が生じているのです。 |
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