2004/06/07(月)
I・Tへの疑問
|
午前中司法書士稼業をし、午後は、10日に交流館で報告を頼まれている件につき、慌てて顕彰会の刊行物を読んだ。 長崎の小6事件、本当にショッキングな事件だが、広い意味でI・Tが関わる事件の報道について、僕には本質的な疑問がある。いつも対処療法的なコメントと関係者の謝罪ぐらいしか報じられないけれども、I・T文明そのものに対する批判や、I・T推進反対の主張がされて然るべきだと思うのだ。 これは僕の仮説だが、人間の倫理はいくら永くても一生を通じてしか形成されないのに対して、科学技術は2千年余に渡って積み重ねられて、その成果が商品化される。これでは、その商品が内在化している哲学・倫理・道徳の問題に人間が追いつけるはずがない。したがって、急速な科学技術の発展の果てに、早晩人類は死滅すると思う。 極論を言えば、一定年齢以下の人間には、パソコンや携帯電話の使用を罰則つきで禁止することがあってもいい。そうしたからといって、僕たちの日常生活はちっとも困らない。
|
|