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おさむ会ニュース 第9号 2002.4.15発行

小林おさむは、どんな県会議員をめざすのか?
・・・・・捲土重来を期すために 1

 私が、本紙でも度々指摘しているように、いまの愛知県政は、深刻な財政危機にも
かかわらず、万博開催と国際空港建設の呪縛にとらわれているため、先行きが見えな
い閉塞状況にあります。その状況を打ち破るためのキーワードを掲げて、捲土重来を
期すための私の思いを、4回にわたって述べ、みなさんのご理解をいただきたいと思
います。

前愛知県会議員 小林 おさむ
 県政レベルで、地方政治に新しい改
革をもたらしたと思われるリーダーと
しては、北川三重県知事、浅野宮城県
知事、そして、田中長野県知事、最近
では堂本千葉県知事が思い起こされま
す。なぜ、これらの知事が好ましい評
価を得ているのでしょうか。
 それは、政策の共通性というよりも、
県民と向き合う姿勢や政策決定のあり
方、つまり彼らの政治姿勢がもってい
る共通性によるものだと思います。
 その共通性の第1の特徴は、情報公
開をいとわない姿勢です。まず何より
も、行政がもっている情報を隠すこと
なく公開して、県民の批判に応えよう
としています。警察庁の指揮系統下に
なる県警本部に対して情報公開を迫っ
た浅野知事に、その姿勢がよくあらわ
れています。
 第2は、政策の決定にあたって、そ
の過程を透明化とするとともに、県民
との共同作業にするように努めている
ことです。
 県政に対する県民の一番の不満は、
知事が打ち出す政策がどのようにして
決定されたのかがわからない点にあり
ます。形式的には、県議会の議論を経


















ての採決によるとされていますが、議
会に上程されるときには、すでに与党
会派への根回しは終わっていると考え
るのが常識です。
 こうした旧来の手法に対して、公共
事業の優先順位を点数化した北川知事
の試みや、田中・堂本両知事のように、
あえて与党をもたず、県民に直接訴え
て政策実現をめざす姿勢が、県民から
歓迎されるのは当然です。
 知事と議員とでは、同じく県政に参
画するといっても立場は大きく違い、
1人の議員がいくら頑張っても、県政
を改革することは困難でしょう。しか
し私は、少なくとも気持ちのあり様と
しては、これらの知事と同じ政治姿勢
に徹したいと思います。
 様々な政策提言を主張する前提とし
て、議員として得た情報は、可能な限
りの手段を使ってみなさんに提供し、
県政に射するみなさんの疑問や不満を
率直に当局にぶっつけ、その結果をみ
なさんに報告するという、議員として
の原点である基本的な活動を、市会議
員当時の初心に立ち戻って、誠実に実
行していく覚悟です。

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