会報第13号 16年7月8日 発行 1ページ/2ページ/3ページ/4ページ 福祉と医療のあリ方を考える市民講座第3弾 | ||||||
ストックホルムから訓覇法子さんを迎えて | ||||||
北欧の福祉政策に学ぶ | ||||||
スウェーデン現地から伝える福祉社会の現状 | ||||||
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見直し時期を迎えている公的介護保険制度の問題点を探った第1回講座(昨年12月)、高齢者介護のあり方について考えさせられた「折り梅」上映会(3月)に続いて、第3回市民講座のお知らせをします。 今回は、福祉の先進地と言われるスウェーデンに永く留学され、ストックホルム大学の大学院で研究を続けながら、母校・日本福祉大学の教授を勤めておられる訓覇法子(くるべのりこ)さんが母校の集中講義に来られる機会を得て、北欧の福祉政策の現状を語っていただくことにしました。スウェーデンの福祉を理解する上では、最高の講師を得たとの思いですので、自信をもってみなさんにお勧めします。 北欧の福祉についての私たちの常識は、「至れり尽くせりの福祉サービスがされているようだが、その費用を賄うために税金が非常に高いそうだ」という程度ではないでしょうか。これを「高福祉・高負担の杜会」と言いますが、こうした社会が実現しているのは、人々が高負担をすることに共通の合意があるためだと思います。その合意がしているのは、どういう人間関係の杜会をつくっていくのかという、あるべき杜会のイメージについても、共通認識がしっかり確立しているためだと思います。 弱肉強食を謳歌するようなわが国の社会風潮の中にあって、そうした合意が、北欧でどうしてできたのか、興味津々で訓覇さんを迎えたいと思います。 (文責 小林 収) |
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