会報第15号 17年3月9日 発行
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る人によく利用されています。
 前本さんには、自身が成年後見人を受任している経験をふまえて、成年後見人等の財産管理事務および身上監護事務といった、具体的な役割についてお話いただきました。身上監護事務とは、判断能力の低下している本人の生活そのものに関するさまざまな事柄(衣食住、介護、医療その他)について、手配をおこなうというものです。例えぱ自宅で生活する場合には必要な家事援動が受けられるようヘルパー等を手配するなど、本人が安心して生活できるための配慮をします。
 本人の生活を支える上で、実際には多くの人々が関わることになります。本人の家族・親戚・知人をはじめとしで、福祉関係者、医療関係者、福祉サービスの提供を行なう民間業者、行政機関、金融機関、地域の人々など、多岐にわたります。成年後見人等は、これらの人々と連携をたえずとりな'がら、本人のために生活環境をととのえるといった重大な責務を負っています。
 講師の講演後、会場から、「配偶者など家族かいる場合にも後見人は必要か」「後見人の報醐について」「本人の親族と身上監護の方針が対立した場合はどうなるのか」といった質問が寄せられました。この制度自体、まだなじみがうすく、今回の議座においても時間の関係上、制度に関する概要をお話いただくにととまりましたが、活発な質疑がなされて、参加者にとっても関心のあるテーマであったと思われます。今後高齢化がますます進み、成年後見制度のような社会システムの充実がさらに求められることでしょう。
(とよた市民の会 小笠原輝美)

とよた市民の会会計報告
不定期ではありますが、本会の会計報告をいたします。
○会計報告(自2003.2.1〜2005.1.31)
収入 支出
前期繰越金
会費
├内訳現金受渡
└  郵便振込
事業収入
利息
254,376
231,000
(112,000)
(119,000)
792,900
3
会報等郵送料
事業経費
├内訳会場費等
└講師謙礼
事務所費
├内訳電気料金
├  電話料金
└  水道料金等
郵便振込手数料
渉外費
消耗品
179,815
500,085
(370,085)
(130,000)
229,135
(148,056)
(60,058)
(21,021)
2,090
13,000
22,712
合計 1,278,279 合計 946,837
    差引残高 331,442
会費の継続・納入のお願い
 第2期市民講座を迎える時期となりましたので、振込用紙を同封させていただきますので、ご協力いただける方は、振込をお願いします。
 会費は、年3,000円を原則としています。
 今期は大幅な繰越金を出すことできましたが、これは「折り梅」上映会に多くのみなさんにご協力いただいた賜物です。
 今後も、さらに充実した市民講座をめざして頑張りますので、よろしくお願いします。

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