私が1998年6月末に自宅の屋根に設置した、
太陽光発電システムの効果について報告しま
す。
[下図]の数字が、基礎データです。時々
太陽光発電量の測定を忘れてしまうことがあ
りますので、最もデータが揃っている1996〜
7年(設置前)と、99〜2000年(設置後)の
それぞれ7月から6月までの1年間を比較して
みました。
結論を電気料金でいいますと、設置前は年
間102919円支払って |
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いたのが、設置後が64146円になりました。
そして、太陽光発電で昼間中電に売っている
電気料金として48288円の収入がありました
からJあわせて87061円の料金の節減になっ
たことになります。
因みに、設置費用は3454500円で、通産省
の外郭団体である(財)新エネルギー財団から
の1106700円の注補助金を引くと、2347800円
の負担でしたから、投資額を回収するには、
何の事故もなくて29年かかる計算になります。
私は、原子力発電を一刻も早く止めてほし
いという思いでこのシステムを導入したので
すが、本気でソフト・エネルギー政策に転換
するのならば、欧米のように、売電料金を買
電料金の1.5〜2倍にするような政策的誘導を
しなければ、一般にはなかなか普及しにくい
のではないでしょうか。
(小林おさむ)
注:
現在の補助金はこれよりかなり減額 されています
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